北大ボランティア隊が西部地区でペンキ塗り
update 2004/9/26 14:01
北大工学部(札幌)の学生らでつくる「ペンキ塗りボランティア隊」(鴨川木綿子隊長)は25日、函館市元町で、歴史を感じさせる建物のペンキ塗りを始めた。26日までの2日間で、大正時代に建てられた民家など2棟を無償で塗り替える。
同市元町など、西部地区の歴史的街並みの保全を目的に10年前から実施。伝統的建造物群保存地区を対象に、毎年2棟のペンキを塗り替えている。ことしの対象家屋は、大三坂に面したアパート「大野家」と、八幡坂沿いの民家「今井家」で、どちらも住人はいない。
道教育大函館校、函館工業高等専門学校の学生らも加わり、計35人が参加。窓などにペンキが飛ばないよう、新聞で目張りをしてから、作業を開始。足場に上った学生は、同隊の顧問を務める北大工学部助手の森下満さんに「ここは何色ですか」などと尋ねながら、懸命にはけを滑らせていた。鴨川隊長は「元の色を大事にすることで、少しでも街並みの保存に役立てば」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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