ラ・サール高新聞局が函館観光を特集
update 2004/9/26 13:59
函館ラ・サール高校新聞局は、学校新聞「函館ラ・サールニュース」で、函館観光にスポットを当てた特集を組んだ。「ひかりは灯(とも)るか、ひかりの屋台」「観光都市の市民としての自覚は」などと見出しを躍らせ、問題点を整理。“高校生から見た函館の基幹産業”が鮮明に描かれている。
特集は、観光施設の現状や課題を探った9本の記事で構成。JR函館駅周辺地区をはじめ、五稜郭タワーや函館空港などを取り上げている。
同駅周辺の記事では、「何が足りない? 函館の玄関・駅前」と見出しを打ち、遊技場の乱立や函館朝市の一部の悪質な客引き問題を紹介。五稜郭タワーについては、「函館の星、五稜郭、いま一度輝きを」の見出しでアピール不足や史跡活用の不徹底を指摘している。
さらに解説では、函館のブランド化を提言。「観光資源の魅力をさらに引き出すため、空間演出を強化すべき」「宿泊、食事、商品に高い付加価値を」などと主張し、「観光客に温かく、思いやりの心で接することから雰囲気づくりは始まっていく」とホスピタリティー(もてなしの心)の大切さを説いている。
局長の牧田真之君(2年)や取材を担当した林亮太君(同)、大島徹治君(同)によると、函館経済の停滞を目の当たりにし、基幹産業の観光を取材したという。牧田さんは「取材してみて分かったことが多い。この特集で、友人らと問題意識が共有できれば」と話している。
同校の新聞は、開校した40年前ごろから年数回発行。今回制作したのはブランケット判4ページで、生徒や学校関係者に配布している。この特集以外にも同校の進学率低下にメスを入れており、校内の反応は上々だという。
提供 - 函館新聞社
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