バレエ留学・沖麗衣菜さん
update 2004/9/25 17:00
インターナショナルバレエストゥディオ(函館市花園町、ビーグリィー綾子主宰)の沖麗衣菜さん(18)=函館白百合学園高校3年=も、10月からモナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに留学することになった。同アカデミーは日本を代表する世界的なバレリーナ、森下洋子さんも在籍していた名門。出発を前に沖さんは「スタジオで学んできたことを大事にしながらテクニックや表現力を身につけていきたい」と飛躍を誓っている。
沖さんは今年7月、同アカデミーの夏季講習を受講。4クラスあるうちの最上級に当たる最上級のクラスで3週間学んだ。講習が終了する1週間ほど前、校長から「入学を許可します。進路が決まっていなければ、ぜひ」と声をかけられ、沖さんも「お願いします」と返事した。
沖さんは旭川市生まれで、3歳からバレエを続けている。中学3年の11月、札幌で開かれたバレエの講習会で、ビーグリィー主宰の指導を受けた。この時にビーグリィー主宰にあこがれ、中学卒業と同時に函館に移り住み入門した。今年1月には、ジュニア世代の登竜門とされているローザンヌ国際コンクール(スイス)に出場し、国際級のレベルを体感。向上心を持ちながら日々のレッスンに励んできた。
英国のロイヤルバレエ団など海外で活躍したビーグリィー主宰は「テクニックもあり、芯が強いので安心して送り出せる。バレエ以外でもいろいろな物に触れる機会があると思うので感性を磨いて人間的に成長してほしい」と激励の言葉を送る。
必要なカリキュラムを習得するのに最低2年を必要とし、レッスンも厳しいという。それでも「思いきりバレエに打ち込めるので楽しみ」ときっぱり話す沖さん。「将来はバレエ団に入団して踊りたい」と夢を膨らませている。
提供 - 函館新聞社
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