朝市シャトルバス利用好調、来年度も継続運行へ
update 2004/9/24 10:37
今年4月24日からスタートした函館湯の川温泉―函館朝市間を結ぶ無料シャトルバスが好調なのを受け、運営する函館朝市協同組合連合会(小山和男理事長)は23日までに、来年度も運行を継続する方針を固めた。同会は「関係者の広報活動のかいがあり、シャトルバスの存在が市民や観光客らに浸透してきた」と確かな手応えを感じている。
早朝時間帯の公共交通機関の利便性を高め、朝市の利用や函館観光の活性化などにつなげる狙いから開設を決定した。バス運行は同会の長年の夢でもあり、協力を依頼した函館湯の川温泉旅館協同組合(金道太朗理事長、28ホテル・旅館加盟)が全面バックアップ。函館バス(寺坂伊佐夫社長)や多くの協力者の支えで実現に至った。
開設当初は一日数人の利用しかなかったが、日を追うごとに客足は急増。8月には月間乗客数が2000人を超えるなど、同月末までに、合計乗客数は5000人の大台を突破した。
ある関係者は「湯の川組合の親切な対応が、乗客にも伝わっている。湯の川温泉のイメージアップと収益にもつながっているのでは」といい、「今後の課題は各協力機関が連携し、今まで以上に真心を込めた『もてなし』を提供すること」と意気込む。
同会は「乗客の声やアンケート結果などを真摯(しんし)に受け止め、一層のサービス充実に努めたい。この勢いで、さらに利用者が増えてくれれば」と意欲を燃やしている。
バスは定員55人で毎日午前5時半から同8時半まで、3往復の運行。湯の川温泉のホテル9カ所に停留所を設け、約30分で朝市に到着する。今年は10月末までの運行を予定している。
提供 - 函館新聞社
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