米作況指数、渡島103、桧山104

update 2004/9/23 11:31

 農水省函館統計・情報センターは22日、渡島、桧山両管内の2004年産米の作柄概況(10日現在)を発表した。平年収量(10アール当たり)に対する予想収量(同)の比率を表す作況指数(平年=100)は、渡島管内が「103」、桧山管内が「104」で、2年連続の不作は回避される見通し。懸念されていた台風による被害は、稲穂が倒れる倒伏やもみが落ちる脱粒があったが、コメの収量や品質にさほど影響はないという。

 水稲の作付面積は渡島管内が3180ヘクタール(前年比1%増)、桧山管内が4360ヘクタール(同1%増)。10アール当たりの予想収量は、渡島管内が498キロ、桧山管内は514キロと、大冷害だった昨年の2倍以上となる見通しだ。

 7月中旬から8月上旬の冷害危険期や出穂・開花期に高温が続いたことなどから、実のなり具合(稔実)も順調で、登熟(もみの成熟具合)は「やや良」とする。ただ、同センターは「登熟に品種間の差があまりなく、収穫期が重なる恐れがあることから、刈り遅れによる品質低下を懸念」している。

 10月下旬に、10月15日現在の作柄概況が発表される。

提供 - 函館新聞社



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