仏軍艦が来月函館港入港

update 2004/9/22 10:11

 フランス海軍のフリゲート艦「ヴァンデミエール」(2950トン、86人乗り組み)が函館港入港を検討していることが、21日分かった。10月15日午前9時に入り、同20日まで万代、港いずれかのふ頭に係留する見込み。フランスの軍艦が同港に寄港するのは25年ぶり2度目。函館市は「正式な打診は来ていない。核兵器搭載含め、外務省などに確認したい」と話している。

 関係者によると、函館への寄港は、親善交流が目的。乗員の休養や燃料補給も兼ねており、函館日仏協会との交流も企画されている。同艦は、ニューカレドニア(フランス領)に母港を構えており、太平洋西部の警備が主な任務。29日から10月2日まで稚内に滞在し、ロシア経由で函館入りするという。

 函館を離れた後は、横須賀(神奈川県)に向かい、10月下旬、日本政府が大量破壊兵器の「拡散防止構想(PSI)」の一環として、東京湾沖で実施する海上訓練に参加するとみられる。

 同艦以外に同訓練へ参加するオーストラリアの軍艦も函館に入港する見通し。地元との交流会が催される予定だ。

 軍事情報の分析で国際的に定評のあるジェーン年鑑によると、「ヴァンデミエール」は、射程40―70キロの艦対艦、地対空ミサイルのほか、ヘリコプターなどを搭載。“非核”の軍艦とされている。(喜多真哉、上杉幸生)

提供 - 函館新聞社



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