秋の高校野球ブロック代表に函商、知内
update 2004/9/20 20:30
第57回秋季北海道高校野球大会函館支部予選は最終日の19日、A、B両ブロックの代表決定戦が行われた。Aブロックは、函商エース松田が森打線を散発4安打・10三振を奪う力投を見せ2―0で森に完封勝ち。Bブロックは知内が函大有斗に先制されたものの投手陣を攻略、終盤に追加点を挙げて5―2で勝利した。函商は30年ぶり2回目、知内は2年ぶり7回目のブロック優勝で、10月4日から札幌円山、麻生両球場で行われる全道大会に出場する。
函商―森は、函商先発松田、森先発木村亮の両エースの投げ合いで両チーム8回まで無得点の投手戦となった。再三の得点機を逸していた函商が、最終9回にヒットと敵失で得たチャンスに木村の適時打で2点を奪い、接戦を制した。
函商は9回表、先頭の佐藤が中前打で出塁。高津の犠打の失敗で1死となったが、続く菊地の犠打、石島の犠打がともにエラーを誘い満塁。島田が倒れて2死となったが、続く木村が右前適時打を放ち、佐藤、菊地がかえり貴重な2点を挙げた。
森は7回、先頭の川嶋が四球で出て佐藤の犠打で2進、木村亮が中前打と盗塁で1死2、3塁のチャンスを作ったが、平田のスクイズが失敗し三振に倒れ、飛び出した3走の川嶋も挟殺され、得点を挙げることができなかった。
知内―函大有斗は、知内が2回に連打で1点を先制されたが、その裏、相手投手の制球難や守備の乱れに乗じて逆転に成功。立ち直った先発井上の丁寧なピッチングで函大有斗打線に的を絞らせず、終盤には追加点も挙げて快勝した。
知内は1点を先制された2回裏、死球で出た先頭の杉本が沖津優の犠打で2進し、山口の中越え3塁打でかえり同点。続く井上の右前打で山口がかえり逆転に成功した。3―2と1点差に詰め寄られた7回には、先頭杉本の投手強襲の内野安打を足掛かりに山口の左中間適時2塁打でさらに2点差に突き放した。
函大有斗は2回、先頭の今野が中越え3塁打を放ち、続く秋田の左前打でかえり先制。宮古も中前打で続いて無死1、2塁と井上を攻めたが、犠打が失敗し併殺となりチャンスを生かしきれなかった。逆転を許した後は井上の投球の前に打線がつながらず、追い上げることができなかった。(原山知寿子・山崎純一)
提供 - 函館新聞社
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