カネモリベイクルーズ、利用者1万人突破

update 2004/9/20 20:30

 海運会社の共同通船(函館市海岸町、小林敏夫社長)が今季から運航を開始した函館港周遊観光「カネモリ・ベイ・クルーズ」の利用者が19日、1万人を突破した。1万人目は、日高管内静内町から観光で訪れた主婦の塚田厚子さん(42)。塚田さんには小林社長から、いかり付きのベルが贈られた。

 同クルーズは、セント・カレン号(4・9トン、11人乗り)とセント・ドリーム号(同、12人乗り)の2隻体制で運航。最速37ノット(時速約68キロ)の高スピードで、函館港内を約15分で一周する。スピード感が幅広い世代に受け、6月11日の初運航以来、順調に客足を伸ばしてきた。利用者数は、7月10日に1000人、8月10日には5000人を記録した。

 塚田さんは午後2時40分に乗船した9人のうちの1人。「3連休を利用しての家族旅行。娘にせがまれての乗船だったが、良い思い出になりました」と笑顔で話していた。9999人目と1万1人目にも、記念品が贈られた。

 小林社長は「浮遊するごみが原因のエンジントラブルで大変な時期があったが、人の流れが多い場所のおかげで、思っていた以上の乗船数。来年は5万人を達成したい」と、早くも次の目標に向け意欲を見せていた。

提供 - 函館新聞社



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