桧山管内被害額55億円
update 2004/9/16 10:13
【江差】台風18号に伴う桧山管内10町の建物損壊や農林水産被害などをまとめた被害総額が、約55億円に達することが、14日までに桧山支庁のまとめで分かった。桧山沿岸では高波や高潮など甚大な被害が発生。奥尻町のアワビ養殖施設では、ポンプ冠水のため種苗約58万個が全滅するなど、水産や港湾の被害額も増加している。
桧山支庁のまとめによると、14日午後5時現在の管内被害総額は約54億9556万円。町別の概算では、奥尻町で港湾の損壊、15カ所で高波による道路崩落などの被害が生じた道道を中心に16億6000万円規模の被害が生じている。
管内南部では、江差町が約1億4000万円、上ノ国町約6億8000万円、厚沢部町約2億8000万円、乙部町約2億7000万円、熊石町1億9000万円となっている。管内北部は、大成町7億3000万円、瀬棚町1億2000万円、北桧山町8億6000万円、今金町5億7000万円。
被害の内訳は、住宅や公共施設など建物の被害が487棟、約2億1518万円に達した。農業被害は田畑の塩害が拡大、被害面積は約6653ヘクタール、被害額は18億9582万円に上る。町別にみると、農業を基幹産業とする厚沢部町では2億6000万円規模、今金町は5億円規模の被害が生じており、さらに拡大することも予想される。
道や町が管理する道路や橋、港湾などのど土木被害は131件、22億4922万円。民有林の被害は8481万円に達している。
提供 - 函館新聞社
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