台風で市への補償請求数十件

update 2004/9/15 10:06

 函館市が管理する樹木や施設の一部が台風18号の暴風で飛散し、住宅や乗用車が被害を受けたとする届け出が、14日まで数十件に上っている。市は管理責任が問われるかどうかを含め、個々のケースについて調査を進めている。

 届け出の大半は、倒木や風に飛ばされた枝で車が破損したケース。市営住宅の物置や各施設の屋根のトタン部分が強風で飛ばされ、被害を与えた例もあるという。

 屋根が他人の家を破損させたケースへの対応について、小柏忠久総務部長は同日の市議会総務常任委員会で「天災による不可抗力とも言えるが、場合によっては日常の管理責任が問われるケースもある」と答弁。

 市は管理する施設の屋根や樹木などについても同様の考えで対処する方針で、「実態は調査中。補償については個別のケースごとに対応したい」(財政課)としている。

提供 - 函館新聞社



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