函館中央郵便局でおれおれ詐欺防止訓練

update 2004/9/11 11:59

　函館中央郵便局（函館市新川町、青木進局長）で１０日、「おれおれ詐欺」の被害を窓口で防ぐための訓練が行われた。函館西署が協力、実際に金融機関の窓口で訓練を実施するのは、同署管内で初めてという。

　訓練は被害者にふんした同署員が、息子の交通事故の知らせを受け、約３００万円を送金するため、窓口に来た想定で実施。多額の現金を本州の口座に振り込むことを不審に思った職員が、早く送金したい被害者を説得するのに悪戦苦闘した。

　途中、偽警察官から被害者に電話がかかってくる“細工”もあり、同署員らは迫真の演技を披露。最終的に、被害者に振り込みを思いとどまらせ、１１０番通報で被害を未然に防いだ。

　訓練終了後、同署生活安全課の柴田均課長は「素早い対応で窓口、上司の連携も良かった」と講評。同局貯金課の佐藤真一課長は「日ごろから意識を持っていないとなかなかできない。大変参考になった」と感想を話した。

　同署によると、道内の「おれおれ詐欺」事件は今年上半期で１２８件あり、２億円がだまし取られている。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる　　 ニュースをもっと読む

ご注意：
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。