台風18号/被害状況まとめ
update 2004/9/10 11:44
渡島支庁がまとめた9日午後8時現在の同管内被害状況によると、、建物損壊は全壊30件、半壊314件、一部破損415件で、被害額3225万円。農作物はリンゴの落下など田畑910ヘクタールが影響を受け、8億9061万円の損害を被った。営農施設の損壊などを含めると、農業被害全体で10億7877万円に上っている。漁業被害は6825万円にとどまっているが、集計し切れていない。
檜山管内では船を見に漁港にいった大成町太田、漁業、天内勝治さん(78)が依然として行方不明。檜山支庁などによると、建物損壊は全壊15件、半壊48件などで、農業被害は「広範囲で把握できない」。大成町では久遠漁港周辺で50棟以上の住宅、水産加工場などが高波による浸水、全半壊の被害。熊石町も鳴神、西浜、関内地区で海水が住宅を襲い、全壊するなど被害が集中している。
道警函館方面本部によると、渡島、檜山管内で信号機が停電で止まったのは19カ所(函館中央署6カ所、函館西署5カ所、森署3カ所、松前署5カ所)。倒れるなどの損傷は4カ所で、向きが変わったのは50カ所に上った。
函館開発建設部は、流出した「函館港島防波堤灯台」付近に、長さ1・9メートルの浮標灯(ブイ)を設置。航行する船舶に注意を呼び掛けている。
函館市の避難施設には9日夜、停電や屋根損傷のため、4世帯7人が入所。函館市海員水産会館と市営住宅の空き室に避難している。
提供 - 函館新聞社
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