５市町村の社協が合併調印

update 2004/9/10 11:43

　１２月１日から合併する函館市と戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町の社会福祉協議会は９日、函館市湯川１の花びしホテルで合併協定調印式を開いた。合併に関する協議が整い、５社会福祉協議会は１２月１日をめどに合併し、函館市社会福祉協議会として始動する。

　５市町村の社会福祉協議会の会長をはじめ、５市町村の首長、合併協議会の委員ら約７０人が出席。経過報告の後、５人の会長はそれぞれ協定書に署名となつ印した。続いて、立会人の署名に移り、５市町村の首長らが署名した。

　函館市社会福祉協議会の山鼻節郎会長は「合併して良かったと思われるよう住民のニーズに応えた福祉サービスを実現していきたい」と決意を述べた。立会人として出席した井上博司市長は「効率的な行政、広域的なまちづくりが求められている中、社会福祉協議会の役割はますます重要。調印を契機に地域の福祉推進に尽力を」と祝辞を述べた。

　５社会福祉協議会は市町村の合併協議に伴い、昨年１１月に合併協議会設置。ことしの７月２０日までに計５回、協議会を開催し、組織や機構の取り扱い、職員の身分など２１項目に関し協議した。

　戸井町社会福祉協議会ら４協議会が函館市社会福祉協議会に編入する編入合併方式。新組織の事務所は同市社会福祉協議会に設置し、従来の４町村の社会福祉協議会は支所になる。役員の定数、任期、定款・規定の取り扱いなどは同市社会福祉協議会の制度や規定に統一することなどを申し合わせている。

提供 - 函館新聞社

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