五輪出場の小西ゆかり選手報告会

update 2004/9/8 10:19

 【八雲】八雲町出身初の五輪選手として、アテネ五輪女子射撃競技に出場した、小西ゆかり選手(25)=自衛隊体育学校=の報告会が7日午後6時から、八雲ローヤルホテルで開かれた。地元町民からねぎらいの拍手と声援を受けた小西選手は、「最大目標である北京五輪でのメダル獲得に向けて、今後も精進したい」と、初舞台での貴重な経験を生かし、次の五輪を目指す決意を力強く語った。

 小西選手は女子25メートルピストルに出場したが、予選19位で決勝進出はならなかった。出場報告会は五輪後初めての帰省に合わせて、小西選手の八雲町後援会(会長・山内尊洲町長)が開き、町民など約80人が集まった。

 初めに後援会の工東藤哲夫幹事長、山内町長が「町民に夢と希望を与えてくれてありがとう。次の北京五輪に向けたいいステップにしてほしい」とあいさつし、大舞台で健闘した小西選手をねぎらった。

 小西選手は「本当はメダルを持って帰りたかったが、想像以上の緊張で満足の行く射撃ができなかった」としながら、「最後の一発まであきらめずに撃つことができた。後悔はしていない」ときっぱり。「最終目標の北京五輪メダルに向け、まずは10月の全日本大会で3連覇を目指す」と力強く語ると、会場からは大きな拍手が寄せられた。

提供 - 函館新聞社



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