8月の倒産は2件
update 2004/9/6 10:11
民間信用調査機関の帝国データバンク函館支店は8月の渡島・檜山管内の企業倒産集計をまとめた。負債総額1000万円以上の倒産件数は、前年同月より4件少ない2件で、負債総額は、前年を117億9400万円下回る3億6500万円。前年は、大型倒産の発生で、史上3番目に多い負債総額を記録したが、当期は平年並みに落ち着いた。
地域別でみると、八雲、江差の両町1件ずつで、函館市内はゼロだった。業種は、土木工事と電気工事で、いずれも建設業。要因別では、業界不振と放漫経営が挙がった。
1月からの累計でも、発生件数が前年同期比1件減の34件、負債総額は同106億7200万円減の65億6800万円と低水準。「各社の努力や、中小企業向けの金融制度が本格的に実行され、運転資金が安定しているため」とみている。
ただ、4―8月の廃業・休業を含む合計件数は同1・9倍の203件と急増。「企業間格差が顕著で、経営権譲渡や業種転換が目立つ」と指摘している。
東京商工リサーチ函館支店の調べでは、倒産件数が前年同月比3件減の2件、負債総額が同122億5900万円減の4億4200万円。「小康状態を保っているのは季節要因が強く、秋口から冬にかけ、体力を消耗している企業の倒産が懸念される」とコメントしている。
提供 - 函館新聞社
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