渡島西部観光アンケート、9割評価、課題はPR不足
update 2004/9/5 16:07
歴史や特産品など観光素材は魅力的なのに、情報が観光客に届いていない―。6月に渡島西部の広域観光モデルルートを回った「第1回おしま西部観光モニターバス」(渡島支庁主催)の参加者を対象に実施したアンケートの結果、こんな現状が浮き彫りになった。同支庁は「(西部観光の)手応えはある。ホームページなど、情報発信を工夫していきたい」と話している。
同支庁が昨年作成した観光モデルルートを日帰りで回るツアーで、渡島西部の新たな観光ルートの確立が狙い。今年6月17、30の両日、初めてモニターバスが走った。アンケートは、同ツアーに参加した道内外の観光客58人が回答した。
コースは▽トラピスト修道院(上磯町)▽サラキ岬(木古内町)▽殿様街道(福島町)▽松前神楽(同)▽知内温泉(知内町)―など。参加者は「満足」(25人)、「まあまあ満足」(26人)と、約9割が高く評価した。同数の51人が再来訪を希望しており、「受け入れ態勢の向上が重要」(同支庁)とする。
渡島西部のイメージ(複数回答)は(1)「歴史」(41人)(2)「桜」(36人)(3)「自然・アウトドア」(19人)の順で多かった。旅行目的(同)は(1)「自然」(43人)(2)「温泉」(37人)(3)「歴史」(28人)(4)「食」(23人)で、同支庁は「ゆとりのある『自然回帰』がキーワード」と分析している。
一方、課題には「PR不足」のほか、価格の表示方法やトイレ・休憩所などの改善を求める声が多数を占めた。中には、「交通の便が悪すぎる」とする意見もあったという。
提供 - 函館新聞社
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