防波堤埋め立て船着き場を拡充、函館漁港の混雑緩和
update 2004/9/4 20:23
農林水産省は12月、函館漁港(函館市入舟町)の西防波堤の一部を埋め立て、岸壁を建設する。手狭になっていた同漁港の船着き場を拡充し、混雑を緩和するための措置で、来年8月に供用を開始する予定。100トンクラスの船が2隻同時に着岸できる波止場となる。
3日の市議会経済常任委員会(茂木修委員長)で、三佐川稔農林水産部長が明らかにした。
埋め立て予定地は、西岸壁から続く西防波堤。同防波堤は現在、長さ140メートル、幅7メートルだが、埋め立て後は、西岸壁から100メートルの地点までを21メートルに拡幅。西岸壁とほぼ同じ幅にする。広さは約1800平方メートルで、埋め立て地の上に、道路などを整備。水深は、最深の西岸壁より、さらに1メートル深い5メートルとなる。
同部によると、同漁港は、全国の漁船が利用できる第3種漁港。明治期にでき、1951年から近代的な整備が始まった。昨年、同漁港を利用した船は182隻(実数)で、うち地元漁船46隻、プレジャーボート60隻の計106隻が、同漁港に常時係留。密度が高く、岸壁の広さが、限界に達しつつあるという。
13日開会予定の定例市議会で同意を得た後、本格的な準備に入る予定。工期は8カ月間で、工事は、道開発局函館開発建設部が実施する。
提供 - 函館新聞社
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