「芝生で地域交流を」青年会議所が八幡小に植樹

update 2004/9/2 10:08

 【芝生で地域のコミュニティーを育てませんか―。函館青年会議所(星井英人理事長)は、函館八幡小学校(塩崎設男校長、生徒635人)の校庭の一部に芝生を植え、水やりやごみ拾いに汗を流している。将来的には地域の町会やPTAなどに維持・管理を任せるつもりで、星井理事長は「芝生を通じ、子どもから大人までの交流が深まれば」と話している。

 全国で活発になっている「校庭の芝生化」にヒントを得た試み。市内の小学校校長会に協力を呼び掛けた結果、同校が手を挙げた。

 8月3日に校庭北側の一部(5メートル×60メートル)の土地をならし、4日に種子を吹き付けた。工事費は約10万円。その後、同会議所のメンバーが週3回、交代で出向き、水まき、ごみ拾いなどに当たっている。

 芝は順調に成長。1日には初めての芝刈りを行い、10センチ以上に伸びた芝を一定の長さにそろえた。維持・管理してくれる団体などに手渡すため、現在、芝生の管理マニュアルを作成している。

 同校の塩崎校長は「緑を増やすのは良いこと。地域の協力は課題もあるが、教育的効果は期待できるかも」と、推移を見守るつもりだ。星井理事長は「芝生をいじる大人の姿を子どもたちに見せることで、世代を超えた交流が生まれれば」と話している。(吉良 敦)

提供 - 函館新聞社



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