市採用試験の受験申し込み者大幅減

update 2004/9/1 11:51

 来年度採用の函館市職員採用試験の受験申込者数がまとまった。一般事務の申込者数は、昨年より33・3%減の544人にとどまり、大幅に減少。昨年並みの採用者数(21人)となれば、倍率は昨年の約39倍から約26倍に下がる見通しだ。

 市は8月9日から申し込みを受け付け、同20日(同日消印有効)に締め切った。募集したのは一般事務(行政など)、一般事務(社会福祉士)、作業療法士など6職種。

 このうち無資格で受験できる一般事務の申込者数は、2001年659人、02年が843人、03年815人で、昨年より271人も減少した。受験率(申込者数を受験者数で割った率)は、01年が74・8%、02年73・2%、03年67・7%で、「申込者数が少ない年の方が受験する人は多くなる傾向にある」(市人事課)という。

 市は、就職難の時代だけに受験者が大幅に減少した理由に首をひねっているが、「渡島町村会の試験日と重なったことも影響しているのでは」(同課)と分析している。

 1次試験は9月19日に行われる。(吉良 敦)

提供 - 函館新聞社



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