函中央署が交通事故危険個所マップ作成

update 2004/9/1 11:51

 函館中央署は今年上半期(1月―6月)の「交通事故危険個所マップ」を作成した。同署と函館西署管内を対象に事故を取りまとめ、多発交差点などを地図上で明記。函館中央署は「相次ぐ輪禍を、少しでも防げれば」(交通課)と期待を寄せている。

 マップは4件以上の交通事故が発生した交差点計18カ所に印を付け、ドライバーらに注意を促す。なかでも、函館市内では、美原1の道道函館上磯線(産業道路)と市内石川町226の国道5号を警戒地域に指定。両地点とも7件の事故が起きており、昨年と同様、抑止に歯止めがかからない状況で、要注意地帯としている。

 一方、市外では国道5号と228号での事故が目立つ。特に、七飯町本町598の七飯郵便局近くの交差点は、函館新道の七飯本町インターチェンジ(IC)に近く、交通量も多いなどの要因から、追突事故を中心に頻発。今年3月には、横断歩道を青信号で渡っていた高齢者が車にはねられ死亡するなど、運転手の前方不注意が原因とみられる事故も相次いでいる。

 死亡事故は8月25日までに、函館中央署で8人(前年比2件増)、函館西署で1人(同1件減)。函館中央署は「マップで危険な地域を頭に入れ、交通マナーを守った安全運転を」と市民らに呼び掛けている。

 マップは約1000部を製作。両署で配布しているほか、函館中央安全管理者協議会のホームページ(http://www13.plala.or.jp/hakotyuuankan/)でも閲覧できる。

提供 - 函館新聞社



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