高校生ものづくりコンで函工の佐々木君全国へ

update 2004/9/1 11:50

　小樽市でこのほど開かれた高校生ものづくりコンテスト北海道大会（道工業高校長会、道高校工業クラブ連盟主催）の木材加工部門で、函館工業高校３年の佐々木慶一君が最優秀賞に輝き、１０月に広島県で開かれる全国大会への出場権を手にした。

　大会は８月２０日に開かれ、道内９工業高校から１５人が出場。２時間半の制限時間内に木製プランターを作り、木材加工技術を総合的に審査した。

　昨年の大会では優良賞に入賞。「リベンジを誓って参加した」という今年の大会は、同校の鈴木卓教諭のもとで特訓を重ねて出場。杉材を設計図や寸法通りに裁断、くぎ打ちし、すき間や傷なく仕上げるため、１学期後半から夏休みにかけ、１２個のプランターを作り、自信をつけたという。

　大会当日は、時間にも余裕があり、「今までで一番よくできた」という仕上がりに。鈴木教諭も「コンテストの緊張感の中でこれだけのものを作れるのは大したもの」と評価する作品を完成させ、最優秀賞に選ばれた。

　同コンテストへの参加をきっかけに、「家具や建具の仕事に就きたいと思い始めた」と語る佐々木君。「全道ではそれなりに認められ、達成感があった。今度は全国で自分の実力を試したい。できれば優勝したい」と静かに闘志を燃やしている。

　同全国大会にはこのほか、橋りょう部門で同校から小林亮介君（土木科３年）が出場する。

提供 - 函館新聞社

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