南茅部・細井新町長、町政への抱負語る
update 2004/8/31 10:14
【南茅部】参院選に絡む公職選挙法違反で逮捕、略式命令を受けた前町長の辞任に伴う南茅部町長選は29日、投開票され、町民は前町長の路線継承を唱えた前町助役の細井徹氏(61)をかじ取り役に選んだ。だが、前町長の女房役だった細井氏の町長就任に批判の声もある。自治体合併も目前に迫っている。一夜明けた30日、細井新町長に町政への抱負などを聞いた。
――町長選を振り返って。
準備期間が短く、厳しい戦いだった。前町長の施策は順調に進んでおり、その継承が町民の最も望むことだと分かった。
――約400票差と接戦だったが。
真摯(しんし)に受け止める。住民の理解を図っていきたい。
――細井氏の道義的責任を問う声もある。
今回の公選法違反事件はあってはならないこと。前町長の女房役でありながら止められなかったことは反省している。職員の意識改革が必要だ。再発防止に努めたい。
――函館市などとの合併を控えている。
わたしは前町長とともに、合併する4市町村と協議を重ねてきた。円滑に合併を進められる。それこそがわたしの責務だ。これから、各自治体と連絡を密に取っていきたい。
――合併後の支所体制などは。
今の自分が考えることではない。この3カ月を全力で務める心づもりでいる。
――合併までの町の課題は。
町国民健康保険病院の存続問題や、渡島廃棄物処理広域連合の脱退問題などを、合併までに処理したい。特に病院については、縮小論などもあるが、医療サービスの低下を招かないように、経営方法や医師の処遇などを詰めていきたい。
――そのほかの重要施策は。
漁業を軸に、商工業や建設業に波及効果を生み出すような施策を展開する。その際には、住民の意見を反映させたい。
提供 - 函館新聞社
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