8月最後の日曜日、各所で夏祭りやイベント
update 2004/8/30 10:42
8月最後の日曜日となった29日、函館市内の商店街や経済団体は、市内各所で夏祭りを開催した。黒豚のバーベキューや、巨大なマグロの解体ショーなどに大勢の市民が集まり、さまざまなイベントを楽しんだ。
■自由市場祭り
函館自由市場協同組合(佐藤止昭会長)は午前8時から、はこだて自由市場(函館市新川町)の駐車場で、毎年恒例の自由市場祭りを開いた。先着で卵などがもらえるため、会場には早朝から約2000人が詰めかけた。
毎年恒例となったメーンのマグロ解体ショーでは、昨年より大きい、1本100キロのマグロ3本が登場。佐藤理事長自らが包丁を振るい、次々と身をはずしていく技に、市民の目はくぎ付けになった。マグロは約1500個のパック詰めにし、部位により200―3000円で販売。約30分で完売した。
屋台のほか、赤字覚悟で値下げした魚や野菜も並んだ。ジャンケンで勝つと、サケの半身約1キロ分(通常1000円)を無料でもらえるゲームには、大人も真剣な表情で臨んでいた。
■ザ・まつり
日吉・花園商店街でつくる日花商盛会(山崎博行会長)は午前10時から、花園町会館(同市花園町)隣の広場で、同商店街最大のイベント「ザ・まつり」を実施した。近所の住民を中心に約1000人が来場し、ライブやダンスなどを楽しんだ。
開場とともに、青空市がスタート。通常の売り値から大幅に値引きした生鮮食品や衣料品が並び、人気が集中した1パック50円の卵は約30分で完売した。
大谷高校ダンス部は、ヒップホップダンスなどを披露。軽快な動きに、「かわいらしい」と拍手が送られた。初登場のおやじダンスは、平均年齢56歳の男女6人が、アニメソングなどに合わせて踊った。懸命の動きに、子どもから年配者までが手拍子で応えていた。
■黒豚バーベキュー祭り
黒豚バーベキュー祭り(函館市銭亀沢商工会青年部主催)は午前11時から、志海苔ふれあいひがし広場(同市赤坂町)で開かれた。約1000人の人出で、この日のために育てられた函館産の黒豚6頭分の肉が瞬く間に売れた。
黒豚の肉は、前売りを含めて約800食分を用意した。購入者は、ずらりと並んだ焼き網の列の前に腰を下ろし、香ばしい香りを漂わせながら、炭火焼きにして味わった。
初企画の身内自慢コンテストには、家族や友人らの6グループが参加。歌いながら手話をした飯澤悠護君のアピールでは、会場一体となって盛り上がった。婦人部が前日から準備に取り組んでいた手打ちうどんは、こしの強さが評判となり、250食を完売した。
提供 - 函館新聞社
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