道南竜将戦、8代目に小林直貴君

update 2004/8/30 10:41

 将棋の第8回道南竜将戦(函館新聞社主催、日本将棋連盟函館中央支部共催)が29日、函館市港町の同新聞社3階大会議室で開かれた。有段者20人がトーナメントで競い合い、決勝戦でアマチュア初段の小林直貴君(17)=函館ラ・サール高2年=が、同三段の松本敬一さん(42)=上磯町追分=を破り、優勝。見事に8代目の「竜将」を勝ち取った。

 小林さんは四間飛車から五筋に飛車を展開するなど、序盤の機敏な仕掛けが成功。中盤以降も手を緩めることなく展開し、そのまま押し切った。松谷さんも長考を重ね、竜を自陣に引き付けるなどして必死にしのいだが、最後まで劣勢をはね返せなかった。

 大会途中の昼休みには、函館中央支部開設15周年を記念した特別対局を開催。函館出身で、全国アマ王将(1998年)、全国アマ竜王(2002年)など数々のアマチュアタイトルを取っている、アマチュア六段の渡辺俊雄さん(34)が札幌から駆け付け、地元の有段者と角落ちで手合わせした。

 この一局については、同会の竹内巌太郎名誉会長の大盤解説も実施。参加者は竹内さんの説明に耳を傾けながら、アマチュアトップクラスの指し手に見入っていた。

 また、竜将戦と同時に、日本将棋連盟初段免状獲得戦、同支部15周年記念・会長杯争奪戦も開催。獲得戦は江藤龍也君(函館ラ・サール高1年)、争奪戦は山田弘平君(函館中部高1年)がそれぞれ制した。(池田比佐史)

提供 - 函館新聞社



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