児童らペリー来航150年の重み学ぶ
update 2004/8/29 17:32
ペリーが函館(当時・箱館)に来航して今年で150年。函館市は28日、小学生を対象にした、ペリーの足跡をたどる記念事業を開いた。参加者は、市内にあるゆかりの地を巡るなど、ペリーが残した歴史の重みを再確認していた。
ペリーは1854(嘉永7)年に来航。市は節目の年を祝おうと、さまざまな事業を展開している。この日の企画は「150年後の遠征記」。ペリーの著した「日本遠征記」にちなんだもので、来航当時を振り返り、現在の函館を見つめる内容。
市内とその近郊の小学生高学年の児童19人が参加。観光遊覧船「ブルームーン」でペリーの入港ルートをたどり、同書に記された穴Wヲ海岸などを巡ったほか、船上から現在の函館湾内を眺めた。高瀬健太君(10)=函館柏野小5年=は「船で函館湾を回ったら、ペリーになった気分で気持ち良かった」と笑顔だった。
“上陸”を果たした一行は、道教育大函館校の学生と、同市西部地区一帯を散策。市写真歴史館(元町12)では、日本最古とされるペリー一行の写真を鑑賞した。
昼食では、当時の船上料理を味わった。市内の五島軒本店がメニューを再現し、同書に記された品々が並んだ。浅見奈生子さん(11)=函館弥生小6年=は「いろいろメニューがあって驚いた。若鶏のフリカッセが特においしい」と、150年前の食事を楽しんでいた。
提供 - 函館新聞社
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