エアトランセ、観光事業へ進出表明

update 2004/8/27 10:11

 【帯広】新規コミューター会社「エアァシェンペクス」を引き継ぎ、函館―帯広間の空路開設を目指す「エアトランセ」(函館市高松町)は26日、来年2月の就航とともに、観光事業へ進出する意向を示した。着任あいさつで帯広入りした江村林香社長が、砂川敏文帯広市長との懇談で明らかにした。今後、函館や帯広の地元観光タクシー・バス会社との提携を進め、小規模ツアーなどを企画する考え。

 「具体的な計画はこれから検討」としながらも、近く旅行代理店業の準備に入る予定。提携がうまくいかなかった場合は、別会社を設立するなどし、観光タクシー事業に参入する方針だという。

 江村社長は、東京で観光タクシー・旅行代理店のベンチャー企業を立ち上げた実績があり、ノウハウは豊富。得意分野の観光客を取り込むことで、顧客の安定化を図り、目標搭乗率70%を確保する戦略だ。「1便当たりの定員は19人。ビジネス客に観光客を加えるとちょうど良い。就航後が肝心であり、企画物で利用促進を図りたい」と説明している。

提供 - 函館新聞社



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