SL函館大沼号今季ラストラン
update 2004/8/23 10:18
JR北海道が4月24日から函館―森間を運行してきた蒸気機関車「SL函館大沼号」が22日、今シーズンの運行を終えた。最終日も市民や観光客らでにぎわい、力強い汽笛とともに、駒ケ岳や大沼公園の晩夏の風景を駆け抜けた。
SL函館大沼号の運行はことしで4年目。4、5、7、8月の週末と夏休み期間中の47日間、森や砂原を経由し1日1便を運転。レトロな雰囲気たっぷりの客車や車窓からの景色で乗客を楽しませた。
天候に恵まれたラストランは、定員240人に親子連れやツアー客など約220人が乗り込み、ほぼ満席に。午前9時48分にJR函館駅を出発した列車は、午後2時31分に同駅に帰り、今季の役目を終えた。
到着後の車内では、期間中に使った行き先標などが販売され、鉄道ファンらが買い求めていた。家族4人で乗車した神戸市の浜谷陽子さん(45)は「子どもの良い思い出になったのでは」と満足の様子。息子の挑ちゃん(2)は汽笛の音に驚き、泣いていた。
来年以降の運行について同社は未定としている。
提供 - 函館新聞社
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