イラク派遣陸自隊員3カ月ぶりに無事帰還
update 2004/8/23 10:17
イラク南部サマワで活動している陸上自衛隊の第2次派遣部隊に参加した函館駐屯地(函館市広野町)の隊員6人が22日、第1波として帰国した。同日夜には同駐屯地で出迎え式が行われ、3カ月ぶりに家族との再会を果たした。
第2次派遣部隊は第11師団(司令部・札幌市)を中心に約460人で編成。函館駐屯地からは45人が参加し、宿営地の警備や給水活動など人道復興支援活動にあたってきた。
22日午前に民間チャーター機で航空自衛隊千歳基地(千歳市)に帰還し、真駒内駐屯地での出迎え行事など経て、午後8時半に函館駐屯地に到着。出迎えた岡部俊哉司令(45)は「無事に帰ってきて、本当に感謝している。ありがとう」と隊員たちの労をねぎらった。
派遣隊員を代表して甲斐教一郎2等陸尉(39)が「無事に帰国できうれしい。皆さんの支援のおかげ」と帰国を報告。同僚や家族ら約640人の歓迎を受けるなか、元気な姿で駐屯地内を行進した。沿道からは日の丸の小旗が振られ、「ご苦労さん」の声が飛び、拍手がわき起こっていた。
甲斐2等陸尉は3カ月ぶりの函館に「全くアルコールが飲めなかった。帰って畳でビールが飲みたい」と思わずにっこり。「不安はあったが、世界の役に立ち、自分としては満足している」と任務を振り返った。
残る隊員は第3次派遣部隊にサマワでの業務を引き継ぎ、9月上旬までに、2回に分けて帰国する。
提供 - 函館新聞社
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