「湯の川温泉いさり火まつり」始まる

update 2004/8/22 22:01

 函館の夏を締めくくる「はこだて湯の川温泉いさり火まつり」(はこだて湯の川温泉観光協会主催)が21日、同温泉街で始まった。初日は、松倉川で恒例の灯ろう流しのほか、花火大会「いさり火・花火まつり」が行われ、漁火通は詰めかけた観客で活気にあふれた。

 初日の人出は7万人(主催者発表)。午後6時半すぎに灯ろう流しが始まると、夕やみの川面には幻想的な風景が広がった。メーンの花火大会では、3000発の打ち上げ花火が、夜空に大輪の花を咲かせた。イカ花火のほか、ことし初のクモ花火なども披露され、打ち上げのたびに大きな歓声が上がった。

 22日正午からは、湯の川温泉みこし行列が行われる。湯元ホテル入川(湯川町3)で温泉採湯式の後、献湯行列が湯倉神社まで練り歩き、同3時から奉納する。同6時からは、松倉川河口近くの市営熱帯植物園駐車場で、マーチングバンド「マキシマム」や、函館出身の歌手、高田ともえ歌謡ショーなどの舞台がある。花火は午後8時からで、3000発を打ち上げる予定。

 同まつりは1931年の灯ろう流しが始まりで、戦時中は一時中断。66年に復活し、以来、同温泉街の伝統行事として毎年開かれている。

提供 - 函館新聞社



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