26日に砂原で駒ケ岳火山噴火防災訓練/フロート始動、噴火に対応
update 2004/8/21 10:07
駒ケ岳の大噴火を想定した、本年度の駒ケ岳火山噴火防災訓練が26日、砂原町の砂原漁港で開かれる。室蘭港に係留されている浮体式防災施設「広域防災フロート」を活用、砂原漁港までえい航し、被災地での通信連絡や物資搬入、さらには町民が参加しての防災訓練などを行い、噴火時の対応技術向上を図る。
道開発局の主催。本年度から取り組む「地域協働プロジェクト2004」の一環として実施する。
訓練に使用するフロートは、室蘭市が2000年の有珠山噴火を契機に昨年度、国の補助を受け約11億円で整備。東京湾、伊勢湾、大阪湾に次ぐ全国4番目の施設で、大きさは長さ80メートル、幅24メートル、高さ4メートル、重さ1300トン、喫水1・2メートル。災害時に代替岸壁として利用したり、被災地へえい航しての住民避難、物資輸送などに活用できる。臨時ヘリポートに加え、800トン積載可能な貨物室も備えている。
訓練は、1929(昭和4)年と同程度の大噴火を想定して実施。24、25日に室蘭港で出動訓練を行った後、タグボートに引かれ、噴火湾を約4時間かけてえい航する。フロートが室蘭から出るのは初めて。
26日は午前9時ごろから、約4メートルの連絡橋を漁港に付ける接岸訓練を手始めに、ヘリコプターからの画像を駒ケ岳の火山防災専用回線(WAN愁錺ぅ鼻Ε┘螢◆Ε優奪肇錙璽・砲貿杰・垢訃霾鹽礎7盈・・澣浚擬圓鯣汰・掘・澣泪悒蠅鬟侫蹇璽箸肪緡Δ気擦同燭峙潴慎濬・盈・覆匹鮗損棔H鯑餬盈・蓮∈集驚羈惺擦寮古未蕕鯏綿發波鯑颪気擦襦・r
訓練終了後はフロートを一般公開するほか、会場の砂原漁港で災害対策用機械の公開展示なども行う。函館開発建設部は「訓練終了後に課題を抽出し、フロート運航にかかわる見直しなどに着手したい」としている。
提供 - 函館新聞社
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