台風・農作物被害/七飯のリンゴ大打撃
update 2004/8/21 10:07
台風15号の強風の影響で、七飯町の農業被害額が渡島管内で最も大きい3億2885万9000円に上った。とりわけ収穫を目前に控えたリンゴが1億3000万円の大打撃。大事に育ててきた実があっという落下し、生産農家はショックを受けている。
同町内の果樹農家は46戸で、生産面積80ヘクタール。リンゴの落下で8800万円、リンゴの木約200本が倒木し1000万円などの損害を被った。
町内鳴川の果樹園「清香園みやた」では6割のリンゴが木から落下。宮田康司さん(78)は「こんなに落ちたのは洞爺丸台風(1954年)以来。ジュースにもならない。どうしたらいいの」とがっくりと肩を落とした。
渡島支庁によると、同管内の農業被害額(知内町を除く)は4億6284万1000円。畑作物が1億9302万8000円、果樹が1億3102万円、施設被害が8517万円、水稲が2639万9000円とそれぞれ試算した。
道南の農作物被害では水稲が江差町、乙部町、福島町、上磯町、七飯町、大野町などで倒伏。上磯町、知内町、木古内町などではビニールハウスが破れるなど、施設被害があった。
提供 - 函館新聞社
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