台風15号通過/風雨で各地につめ跡

update 2004/8/21 10:06

 台風15号は20日朝、勢力を保ったまま青森県に上陸。道南地方は明け方から暴風域に入り、午前中は大雨、強風の大荒れの天候となった。南茅部の総雨量は、8月1カ月分の降水量より多い233・5ミリに達し、函館では8月中の最大瞬間風速としては観測史上最高の37・0メートルを記録した。この風雨の影響で、七飯町大沼のキャンプ場では倒木の下敷きになった男性2人が軽傷を負ったほか、同町の果樹園などでは多くのリンゴが落下するなど甚大な被害が出。また、海や空の便は大きく乱れ、JR函館線も倒木や土砂などで寸断されるなど、各地につめ跡を残した。

 函館海洋気象台によると、南茅部では同日午前6時と同7時の1時間雨量がともに46・5ミリの激しい雨となった。降り始め(19日午後4時)からの総雨量が、8月の降水量の平年値(212・8ミリ)を超えた。このほか、福島町千軒で170ミリ、木古内で137ミリ、八雲で106ミリを観測。函館は87・5ミリ、江差は60ミリだった。

 また、風は未明から強く吹き、函館では20日午前5時43分に最大瞬間風速を記録。最大風速も18・0メートル(同4時50分)を観測し、8月の第1位記録となった。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです