市の環境調査、全般に好結果
update 2004/8/20 10:39
函館市民の環境に対する満足度は、おおむね上昇傾向にあることが19日、市の調査結果から分かった。「空気」や「公園・広場」に対する項目では、満足とする割合が7割を超えた。ただ、「水」についての質問では、約7割が不満と答えるなど、今後の対策が必要な項目もあった。市環境保全課は「全般的に過去の調査を上回る好結果。しかし、一部では極端に満足度が低い分野もあり、一層の改善が不可欠」としている。
19日に開かれた市環境審議会に示した本年度市環境白書の素案の中で明らかになった。
調査は市の環境モニター103人に対し、アンケート方式で3月に実施。満足度についての質問は、「空気」「水」「音・振動」「自然環境」「公園・広場」「町並み」の大きく6項目。全員から回答を得た。
「満足」と「やや満足」を足した満足度は、「町並み」を除く5項目で、前回2002年度の調査より、10ポイント前後増加した。中でも「公園・広場」は17・4ポイントアップし大幅に改善された。
項目ごとの満足度では、「公園・広場」の74・4%がトップで、「空気」の73・1%、「自然環境」の69・0%が続いた。一方、「水」は5・4ポイント上昇し、33・7%となったが、前回同様、最下位にとどまった。
同課は「河川や海など、水は身近な存在で、汚れも目につきやすい。ただ、水質そのものは年々、良くなっており、長期的には満足度も改善されるのでは」とみている。
また、環境保全につながるごみ分別への取り組みについても質問。「徹底している」「ほぼ徹底している」という答えが初めて100%となり、市民の関心の高さをうかがわせた。
提供 - 函館新聞社
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