函高専でレゴブロックを使ったロボットづくり体験講座

update 2004/8/18 10:15

 函館工業高等専門学校(高専、長谷川淳校長)は16、17日の両日、市内近郊の中学生を対象に公開講座「レゴブロックによるロボットづくり体験講座」を開いた。小型コンピューターなどを内蔵したモーターカーのロボット製作で、9人が参加。見た目にもこだわり、より速く動くロボットを作ろうと熱中、17日は完成した作品を全長約9メートルのコース上に走らせ、走行の正確さやタイムを競った。

 市民を対象に開講している講座のひとつで、同講座は今年で2回目。

 今回製作したのは、ライントレースロボット。会場に設けられたコースに沿って進むよう、光センサーがコースを読み取り、その情報をRCXと呼ばれる小型コンピューターがデータ処理し、モーターを駆動する仕組み。

 参加者は用意されたブロックを使い、思い思いの車の形に組み立てた。コースを使ったタイムレースをするとあって、スピード感と格好よさを追求。コースアウトしないよう、軽量化を図ったり、タイヤのサイズを変えたり、試行錯誤を重ねた。

 完成したロボットで17日はタイムレースを開催。前輪駆動の3輪カーを作った函館戸倉中2年の加藤祥吾君は「走行中にブロックが崩れてしまって」と苦労を話した。それでも、参加者中、最高タイムで完走し、満足そうだった。

 同校機械工学科は29日、市民体育館で開かれる「財団フェスティバル」(市文化・スポーツ振興財団主催)内の「レゴカップ2004」の参加者を募集している。対象は小中学生。ブロックを組み立て作ったマシンを曲がりくねったコースで走らせ、タイムを競う。時間は午前10時から午後3時。参加無料。定員は20人。問い合わせは同科直通TEL59・6409本村さん。

提供 - 函館新聞社



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