森・砂原合併協、地域審議会は不設置

update 2004/8/18 10:14

　【砂原】第８回森町・砂原町法定合併協議会（会長・湊美喜夫森町長）が１７日、つどーる・プラザ・さわらで開かれ、両町の合併時に向けた地域審議会を設置しないことなどを決めた。

　この日は地域審議会、合併から２年後の町議会議員選挙に関する選挙区設置などの取り扱いに関し、両町議会が検討結果を報告。ともに「審議会を設置すると一体感が作れない」という意見が大勢を占めた。

　砂原側の一部委員からは設置を求める声も出たが、湊会長は「議会の代行機関を作ることはかえって混乱を招く。組織作りは新町で考えればよい」との見解を示し、合併に向けた審議会を作らないことで一致した。

　また、選挙区についても森側は不設置、砂原側は設置を求める考えに変わりなかったものの、合併後の新町で、必要に応じて議論、検討することで合意した。

　このほか、乳幼児医療費助成などの各種福祉事業と、住民福祉部会、産業部会、教育部会にかかわる事務事業の取り扱いを原案通り決めた。次回は９月６日午後３時から森町公民館で開かれる。

　★地域審議会　合併後も地域住民の声を施策に反映させる目的で、合併前の市町村の区域を単位として設置できる。新市町村における関係区域に関する事務に関し、合併市町村の長の諮問に応じて、または必要に応じて意見を述べる。

提供 - 函館新聞社

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