北海道少年選抜サッカー選手権大会で函館選抜が初優勝

update 2004/8/18 10:14

 このほど札幌で行われた、2004年度北海道少年選抜サッカー選手権大会兼uhb全道少年選抜サッカー大会(道サッカー協会など主催)で、地元の6年生選手でつくる函館選抜Aチームが優勝を飾った。同大会は今年で24回目だが、函館選抜は昨年、一昨年と準優勝で優勝は初めて。順位トーナメントでは準決勝、決勝とも先制を許しPK戦にもつれこむ厳しい試合で、最後まで集中力を発揮した選手や指導者は喜びにわいている。

 函館サッカー協会は、5年生時から選抜メンバーを招集、週に1回の合同練習でスキルアップを図っている。今回のAチームは昨年4月に30人が選ばれ、今大会には16人が出場。全道各地の選抜チーム16チームと優勝を争った。

 函館選抜にとって雪辱の大会だった。6月の全日本少年サッカー大会道予選ではまさかの初戦敗退。「ミスで失点する悪い内容。正直、今大会での立て直しは難しいと思った」と関原英彦監督は振り返るが、川股拓司主将(函館ジュニオールFC)は「あの敗退で気持ちが変わった」と話す。

 1次ブロックトーナメントでは、「相手がボールを持つことも多く、スコア通りの快勝ではなかった」(関原監督)ものの、帯広選抜Bに2―0、網走選抜に4―0で勝ち、1位トーナメント進出。全日本大会道予選準優勝の帯広選抜Aとの準決勝、札幌選抜Bとの決勝に勝ち、頂点に立った。

 帯広、札幌との試合とも、前半にフリーキックを直接決められ先制を許す展開。だが、帯広戦では終了間際に阿部恭也(上磯)のセンタリングに、今大会5得点と好調だった伊藤春樹(函館ジュニオールFC)が同点ゴール。札幌戦でも阿部、伊藤のパスに柳谷駿(同)が確実に決める勝負強さを発揮し、続くPK戦を制した。

 大一番でのPK戦を好セーブで勝ち取ったゴールキーパーの岡村修平(旭岡)も「皆の優勝したいという気持ちが後押ししてくれた」と胸を張る。合同練習の時間は限られ、6人の指導スタッフは意思疎通などで苦労を強いられたこともあったが、関原監督も「1試合ごとにどんどん成長した」と、役割を果たした選手を頼もしそうに見つめる。

 チームは今後も練習を続け、年明けに3連覇がかかる東北勢との大会に臨む。川股主将は「これからも声を出し合ってチームワークを高めていきたい」と決意を新たにしていた。

提供 - 函館新聞社



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