江差信金・6月の経済概況まとめ

update 2004/8/17 10:03

 江差信用金庫(江差町本町)は16日までに、6月の渡島・桧山管内業種別経済概況をまとめた。漁業では、漁獲量が7カ月ぶりに前年を上回るなど、プラス基調がみられたが、水産加工業が振るわず、卸・小売業も伸び悩み。総体的に低調な結果となった。

 漁業は、マイカや貝類が前年割れだったが、ウニやヒラメが好調。漁獲量が前年同月比11・6%増の2120トン、水揚げ高が同6・8%増の6億2400万円となった。

 水産加工業は、乾燥珍味がサケフレークの受注減で、サケとばに移行する動きが盛ん。するめ加工は、桧山地区が原料イカを十分に仕入れできていない上、イカの型が小さいため、労務がかさみ採算確保が難航。渡島も同様で、休業する企業が出た。

 卸・小売業は、桧山で、食品関連の売上高が同9・1%減。大型店は5月の大型連休の反動で同5―18%減と冷え込んだ。渡島は、公共事業の削減による土木就労者の減少などで、小売店が低迷した。

 木材・製造業では、土木資材が前年同月に比べ倍増するなど増勢基調。こん包材や集成材も順調に推移しており、一部ではフル操業の会社もあった。

 土木・建設業は、桧山の公共工事の件数が前年同月と同じ43件だったが、総額では前年同月比23・0%減の9億9900万円と二けた台の落ち込み。渡島(福島、松前、上磯の3町)は、件数が同25・0%減の39件と前年割れだったが、総額は同8・8%増の12億8700万円に上った。

提供 - 函館新聞社



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