「マルキチ食品」モンドセレクション金賞で市からも表彰
update 2004/8/17 10:03
世界的な食品コンクール「モンドセレクション」(本部ベルギー)で、2004年の金賞を受賞した、昆布巻きなどの食品製造会社「マルキチ食品」=函館市宇賀浦町18、金子宏社長(63)=に16日、市新技術新製品開発特別賞が贈られた。金子社長は「函館らしい商品を今後も作っていきたい」と抱負を語っていた。
同特別賞は、地域での開発意欲の向上や技術革新の促進を図るのが目的で、昨年度、創設された。地元企業が対象で、同社は受賞第2号。市によると、同市内からのモンドセレクション金賞受賞は初めてで、先駆的事例であることなどから表彰を決めた。
同コンクールは酒や菓子をメーンにした国際的な食品コンクールで、今年はアジアやアフリカなどから約1400点が出品されたという。
金賞に輝いたのは「フォアグラ昆布巻」(1本150グラム、2500円)。発売は2000年1月で、初めてモンドセレクションに出品した。
フランス産カモのフォアグラを、戸井町産の昆布で巻いた一品。フォアグラをゆでて使うのがポイントで、製品化までに3年余りを要したという。
同時に出品した「キングサーモン昆布巻」(1本150グラム、1200円)は、2年連続で銀賞を受賞。カナダ産の脂が乗ったキングサーモンを使用している。
表彰した井上博司市長は「地元産の昆布を使っての商品であり、非常にうれしい」と、同社の努力をたたえた。「昆布巻で世界に挑戦」をモットーにする金子社長は「年内にも昆布チョコレートができる予定で、来年のモンドセレクションに出してみたい。地元産のものを使って、何にでも挑戦したい」と話していた。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。