藤間喜知華さんの華やかな舞い、観客魅了
update 2004/8/16 12:26
日本舞踊藤間流師範の藤間喜知華さん(日本舞踊協会会員)の第8回「花の舞」公演(青雲の森後援会、日本舞踊「花の舞」実行委員会主催)が15日、市民会館大ホールで行われた。大勢の舞踊ファンが来場し、舞台上で華やかに繰り広げられる日本舞踊を堪能した。
日本古来からの伝統芸能を守り、地域に語り継いでいこうと1997年から毎年開いている定期公演。関西歌舞伎の若手役者、片岡愛之助さんが特別出演したほか、藤間さんの門弟4人が出演。長唄「藤娘」や儀太夫「櫓(やぐら)のお七」など6演目を披露した。
最初の演目の「藤娘」では、紫の花房が一面に咲きそろった藤の花をバックに、色鮮やかな着物に身を包みあでやかに登場した藤間さんが、塗り傘や藤の枝を持ちながら娘形の踊りを披露。早速、会場からは「日本一」「最高」などの掛け声がかかり、観客を藤間さんの世界に引き込んだ。
同実行委員会の松山茂委員長ら6人による口上(舞台あいさつ)に続き、義太夫「吉野山」を発表。片岡さんと藤間さんが、古風で情緒豊かな義太夫音楽に合わせ、舞踊劇を繰広げた。
この後、藤間さんの門弟の発表に移り、金谷久美さんが「羽根の禿」を、松本愛子さんが「春の調べ」、下野裕依さんと下野里奈さんが「新鹿の子」をそれぞれ披露。最後は藤間さんらの「櫓のお七」で締めくくり、観客も掛け声をかけたりしながら舞台を満喫していた。
提供 - 函館新聞社
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