戸井町で成人式、合併控え今年で最後
update 2004/8/14 14:17
【戸井】12月に函館市と合併する戸井町で13日、新成人を祝う式典が開かれた。スーツやドレス姿の新成人は、町の名前がなくなることに寂しさを感じながらも、大人の仲間入りを果たし、級友との再会を喜び合った。
同町では毎年、お盆休みの時期に成人式を行っているが、函館との合併に伴い、町独自の式は今回が最後に。町内の中学校を卒業した49人の対象者のうち30人が、町総合センターで行われた式典に出席した。
男性はスーツ、女性はほぼ全員がドレス姿で、夏らしい雰囲気。式では伊藤修助役が「合併で衰退したと言われることなく、戸井町らしいまちづくりを進めたい。皆さんには、物事を冷静に考え、社会における役割を果たして」と式辞。新成人を代表し、戸松弘彦さん、伊藤裕子さんが宣誓を、山田圭佑さんが祝辞を述べた。
式典後の祝賀会では、日新中吹奏楽部のミニコンサートや、卒業アルバムスライド上映などが行われ、思い出話に花を咲かせていた。
町内原木町の干場佑一さんは「まだ成人になった実感がないが、夢に向かって頑張りたい。戸井の名がなくなるのは寂しいが、合併できるのはいいことだと思う」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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