未来大が東京にサテライト設置へ
update 2004/8/11 18:32
公立はこだて未来大学(中島秀之学長)は来年度、他大学や企業との交流などを狙いに、東京都内でサテライトオフィスを開設する。場所は、東京・秋葉原の再開発事業のシンボルとして注目を集め、現在、工事が進められているIT(情報技術)センター「秋葉原クロスフィールド」。同校は「さまざまな交流が図れる上、大学の知名度も上がる」などと、効果に期待している。
未来大は今春、初めての卒業生を送り出したばかりで、全国的な知名度はいまひとつ。今回の進出では、広く大学を知ってもらうほか、他大学や企業との交流促進、さらには共同研究の推進、新たな就職先の開拓などを目指すという。
秋葉原の再開発事業は、同地区をIT産業の世界的な拠点とするプロジェクトで、クロスフィールドはその中核。秋葉原ダイビルと秋葉原UDXの高層ビル2棟からなり、敷地面積は約1・6ヘクタール。「産学官連携」「情報ネットワーク」「集客」などを柱に、研究機関や企業、大学の事務所などが入居する。
未来大がサテライトオフィスを構えるのは、来年3月に竣工予定のダイビル。同校と同様に情報系の学科を持つ、稚内北星学園大学と共同で約260平方メートルの部屋を借りる。オフィスには職員を配置するほか、教授ら教職員や学生らが上京した際に利用する。開設時期は早ければ、来年4月になるという。
同校は「いずれはサテライトオフィスからの授業の実施についても検討したい。また、卒業生の5割は首都圏に就職しており、卒業生同士の交流の場になれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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