4−6月景況、DI3期ぶり改善
update 2004/8/10 13:58
国民生活金融公庫函館支店がまとめた2004年度第1・四半期(4―6月)景況レポートによると、渡島・檜山管内の企業の景況感を示す業況判断指数DI(「良い」とする割合から「悪い」とする割合を引いた値)は前期比2・0ポイント上昇のマイナス46・7で、3期ぶりに改善した。次期はマイナス32・6まで上がる見通しで、同支店は「回復の兆しが見られる」と説明している。
全国平均のマイナス36・6より10・1ポイント低いが、全道のマイナス48・5を上回った。業種別では、小売業が同24・4ポイント上昇のマイナス39・6と大幅なプラスとなったが、そのほかは、すべて二けた台の落ち込み。建設業がマイナス42・1と同32・6ポイント悪化し、次いで下げ幅が大きかったサービス業はマイナス56・0と同23・7ポイント低下した。
他のDIは、売り上げDIを除き好調。民間金融機関からの借り入れDIは同8・0ポイント上昇の0・7で、水面下から浮上した。ただ、設備投資の実施は、同0・7ポイント減の13・3%となった。
経営上の問題は、前回調査同様「売り上げ不振」が最多。「売り上げが伸び悩んでいたが、最近少しずつよくなってきた」(海産物卸業)、「ローンが組めない層が増えており、注文のキャンセルが増加している」(建築業)―などの声が上がっている。
調査は、両管内220事業所を対象に6月末時点で実施。135カ所(61・3%)から回答を得た。
提供 - 函館新聞社
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