インディペンデンス協函館支部が小型風力発電機導入
update 2004/8/6 12:44
環境保全運動に取り組むNPO(民間非営利団体)法人の北海道インディペンデンス協議会函館支部(榊清市支部長)は8月下旬、小型風力発電機を導入する。新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の助成を受けての新事業。道内のNPO法人がNEDOの小型出力発電設備(発電量1時間当たり5・0キロワット未満)の補助金を得るのは初めて。榊支部長は「将来、函館の一般住宅にも風力発電を普及させたい」と夢を膨らませている。
NEDOからの補助は総事業費約440万円の半分。同支部事務所のあるビル(函館市富岡町)屋上に設置し、8月末にも稼働する。
導入する風車は、一般的なものと形が違い、羽根が円筒のように並ぶタイプ。生産する国産メーカーによると、風速2メートルでも発電できるため、風が吹きにくい市街地に適している。発電量は1時間当たり最高1・4キロワット。高さは約10メートルあるが、必要な広さは約10平方メートルと、わずかなスペースで足りるという。
同支部は4年間、発電量などのデータをNEDOに報告するほか、ビル内にショールームを設け、希望者に設備を紹介する予定。NEDOは「一般的に資金不足に悩むNPOが、積極的に取り組むことは素晴らしい」と高く評価している。
同協議会は昨年9月から、ミミズを活用し、生ごみから土壌改良材を生み出す活動を展開。風車導入も環境保全活動の一環として始めた。
提供 - 函館新聞社
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