函工2年生2人が3種類の国家試験に合格
update 2004/8/6 12:42
函館工業高校(寺下征夫校長)の2年生2人がこのほど、測量士補など3種類の国家資格取得を果たした。高校2年生でこれら3種の資格を得る例は珍しく、同校にとっても初めてのケース。教諭らが生徒たちの頑張りをたたえている。
環境土木科2年の館坂龍児君と橋野哲哉君の2人。測量士補、乙4類危険物取扱者、2級ボイラー技士の資格試験に合格した。乙4類危険物取扱者の試験は同科生徒全員が受験しているが、そのほか2つは希望生徒だけが受けている。
中でも札幌で開かれた測量士補の試験は難易度が高く、同校で2年生が合格したのは初めて。各試験とも、授業で習っている以上の専門知識が要求されるため、2人は学校で放課後開かれる補修に参加したり、問題集を買って自宅で勉強したりして試験に備えたという。
指導にあたった高島政彦教諭は「資格取得は学校としても力を入れているが、2人はかなり努力したと思う。特に測量士補は測量全般について問われ、高校生には難しい試験」と語る。
2人は、これらの資格を生かして土木関係の仕事に就くことを希望している。館坂君は「測量士補は高校生活の大きな目標だったのですごくうれしい」と合格の報に喜ぶ一方、「次は部活(空手部)を頑張りたい」、橋野君は「危険物取扱者(1―6類)の残り5つも取りたい」とさらに意欲を見せている。
提供 - 函館新聞社
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