八雲事故/突然の悲報に衝撃
update 2004/8/4 10:07
2人の息子を亡くした上磯町茂辺地の宗山幸夫さん宅には3日夕から、友人らが次々と訪れ、突然襲った悲報に室内からすすり泣く声が漏れ伝わった。
小中学生のころから太樹さん(18)を知る同町茂辺地の男性(19)は「野球や陸上をやっていて元気な子だった。亡くなった実感がない」とショックを隠しきれない。高校は函館東高に進み、昨年8月のインターハイで、陸上400メートルリレーに出場。この春卒業し、札幌市内の洋服販売会社に就職したばかりだった。
晃起君(15)が通う上磯茂辺地中は事故を受けて、緊急の職員会議を開いた。長谷川吉秀校長は「学校で一番のリーダーで、責任感が強く何事も一生懸命。生徒みんなの目標だった。代われるものなら、わたしが代わってやりたい」と肩を落とした。生徒会長を務め、野球部では主将で捕手。1日には札幌市内で行われた相撲の中体連全道大会にも出場したという。
同校は4日午後にも、全校生徒41人を集めて、全校集会を開く方針。晃起君の同級生(15)は「明るくて元気で、将来は実家の農業を継ぎたいと話していた。一緒に卒業したかったのに信じられない」と涙をこらえた。
提供 - 函館新聞社
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