港まつり「ワッショイはこだて」でマチに熱気
update 2004/8/3 10:33
開港145周年記念函館港まつり(同実行委員会主催)は2日目の2日、メーン行事のパレード「ワッショイはこだて」が、函館市の十字街・松風コースで行われた。8300人を超す参加者が、そろいの浴衣やきらびやかな自作の衣装を身にまとい、66台の山車とともに登場。照りつける日差しを跳ね返す勢いの函館港おどりや函館いか踊りで、マチを熱気に包んだ。
コースは、末広町十字街から松風町・大門グリーンプラザまでの電車通り、約1・3キロ。午後4時に十字街を出発し、先頭の山車は、市の魚イカをモチーフにした「いか号」と、ペリー来航150周年を記念した「黒船号」。ミスはこだての3人をはじめ、神戸や横浜など、開港5都市のミスが乗り込み、沿道に手を振った。
初登場の「梅后(ばいこう)流江戸芸かっぽれ」は、東京から同流派宗家の桜川梅后さんら100人が参加。「かっぽれかっぽれ」とかけ声を発しながら、陽気な踊りを披露した。2年ぶり3回目となった徳島阿波踊り「大名連」は、浴衣姿に笠をかぶった女性が、下駄でつま先立ちし、おなじみの踊りで練り歩いた。
初めて参加した陸上自衛隊函館駐屯地の波利摩(はりま)陽平さん(19)は「ドキドキするが、激しい踊りで見ている人をとりこにしてみせる」と、汗びっしょりになりながら踊った。
沿道の飲食店前などには屋台が並び、焼きそばやかき氷などを買い求める人で列ができた。豊川町の馬場順一さん(53)は、自宅前にいすとテーブルを設置し、親せきらとビール片手に見物を楽しんだ。桔梗町の釜せつさん(30)は、「夫が毎年参加するのが楽しみで応援に来た」と、息子の榛希(はるき)ちゃん(2)と一緒に行列に声援を送っていた。
提供 - 函館新聞社
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