1日の最低気温が過去最高の24・4度
update 2004/8/3 10:33
道南地方はうだるような暑さが続いているが、函館の8月1日の最低気温が観測史上最も高い24・4度だったことが、函館海洋気象台の調べで分かった。7月下旬からの猛暑は月が替わっても衰えを知らず、8月上旬はこのまま最低、最高気温とも高めに推移する見込み。暑く、寝苦しい日はもう少し続きそうだ。
同気象台によると、7月の月平均気温は21・5度(平年19・6度)で、25度以上の夏日は17日(平年10・8日)あった。中でも下旬の最高気温の平均は29・5度と平年の25・2度を大きく上回り、この期間だけで真夏日は4日。31日の31・9度は7月の最高気温としては観測史上3位だった。
この暑さは8月に入っても継続。1、2日も30度を超え、7月29日から5日連続の真夏日となった。真夏日が5日以上続いたのは1984年(8日連続)以来という。
一方の最低気温も最高気温同様、高めに推移。7月下旬の平均は20・6度で、平年を2・4度上回った。31日の23・2度、25日の23・1度は、7月としてはそれぞれ高い方から2、3位。また、8月1日は31日の日中の暑さを引きずるように24・4度(午前4時38分)までしか下がらず、1951年の統計開始以来、最低気温の最高記録となった。
この暑さについて同気象台では「ことしは夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の勢力が強く、道南地方もその張り出しの中に長期間入っているため」と説明している。
同気象台が2日に発表した週間予報(3―9日)によると、期間中は曇りの日が多く雨が降る日もあるが、最高気温は27―30度、最低気温は23度前後で、ともに平年並みか高くなる見込み。同気象台では「これからも気温は高い層の間で上下する。平年並みに戻るのは8月中旬に入ってから」としている。(池田比佐史)
提供 - 函館新聞社
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