パレードやいか踊り、今年も港まつり開幕

update 2004/8/2 10:08

 函館の夏を彩る「開港145周年記念函館港まつり」(同実行委員会主催)が1日、開幕した。開港当時の様子を再現したパレードやセレモニー、海上での「函館いか踊り」など、多彩なイベントが繰り広げられ、会場となった西部地区は、浴衣を着た市民や観光客らでにぎわった。

 開幕を飾る箱館開港パレードは、午後3時すぎに、宝来町のグリーンベルトで出発式。高田屋嘉兵衛の子孫、高田嘉七さん(東京在住)らがあいさつした後、音楽隊などが、十字街や八幡坂方面を練り歩いた。パレードには、太鼓と奏者がさまざまな方向に回る「回転太鼓」を積んだ山車や、真っ赤な布団をみこしに積み重ねた「ふとんだんじり」など、大きな山車が登場。詰め掛けた市民や観光客はその迫力に圧倒された。

 函館国際交流センターの学生30人は、英国やドイツなどの連合軍にふんして参加。函館港の赤や青のカラー放水の中、ヨットに乗り、勇壮な姿で登場し、末広町の西波止場裏に上陸した。

 午後5時40分からは、末広町の赤レンガ倉庫群の特設ステージで、開港当時の様子を再現した箱館港歴史セレモニーを開催し、幕府一行と連合軍一行を紹介。実行委の沼崎弥太郎会長が「函館は開港の5年前にペリーが来航し、今年で150周年を迎える。今日から5日間、祭りを楽しもう」と、高らかに開幕宣言した。

 このほか、昨年に引き続き、函館いか踊り実行委員会が、海上に浮かぶ船台でいか踊り。花火大会や十字街のビアガーデンにも大勢の市民らが押し寄せた。

 2日はパレード・ワッショイはこだて(十字街・松風コース)が午後4時半から行われ、東京の「梅后(ばいこう)流江戸芸かっぽれ」が初参加する。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです