「日本海峡フォーラム」共同ブランド確立を目指す
update 2004/8/1 14:24
津軽、関門両海峡を臨む4市の市長が、海峡都市の在り方を模索する「第16回日本海峡フォーラム」(函館市など主催)が31日、函館国際ホテル(同市大手町5)で開かれ、4市長は共同ブランド確立に向け、商品開発に着手することに合意した。来年までに、民間を交えた組織を立ち上げる方針で、具体的なプランを検討する。
フォーラムには、井上博司函館市長をはじめ、佐々木誠造青森市長、末吉興一北九州市長、江島潔山口県下関市長の4人がパネリストとして参加。コーディネーターの隈元信一・朝日新聞論説委員を交え、「海洋都市ブランドの形成」をテーマに議論した。
共同開発は、隈元氏が「4都市共通のブランドを作ることは、果たして可能なのか」と投げ掛けたのが発端。井上函館市長は「非常に難しい」としながらも「各市の名物を1つのパッケージにしてみては」と提案。佐々木青森市長が「4都市を巡るクルーズを企画しては」、末吉市長は「“空飛ぶ高田屋嘉兵衛”と呼ばれるぐらいに空路を活用し、交流を深めては」、江島下関市長は「互いの街で、お祭りを開いては」―などそれぞれのアイデアを出し合った。
井上市長が「函館の冬の一大イベント『クリスマスファンタジー』は若手経済人が作り上げた。地元経済界の知恵を借りれば、道筋ができるのでは」と述べると、3市長も同意。資金を出し合いプロジェクトを進めることになった。
フォーラムは毎年、4市持ち回りで開催しており、函館は4年ぶり4回目となる。来年は北九州市で開く予定。
提供 - 函館新聞社
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