合併後のまちづくり考える住民フォーラム
update 2004/8/1 14:23
函館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町の市町村合併ついて、「自治体合併とまちのあしたを考える住民フォーラム」(実行委主催)が31日、函館市競輪場テレシアター(函館市金堀町)で開かれた。
約40人が参加。パネリストは渡島支庁地域政策課主幹の望月泰彦氏、5市町村合併協議会事務局長の近江茂樹氏、自治体合併を考える「5市町村」住民の会の川口英孝氏、元町倶楽部代表の村岡武司氏、NPO(民間非営利団体)法人おしゃまんべ夢倶楽部理事の山内恵二氏の5人で、北海道新聞函館支社報道部長の堀野収氏がコーディネーターを務めた。
討論は会場からの質問に答える形で進められ、「合併のメリット、デメリット」「これからのマチづくり」「議員定数」などをテーマに意見を交わした。
近江氏は合併のデメリットに「地方交付税の減額など財政的な制約への懸念」を挙げた上で、「観光などで広域的な展開が可能になる」とメリットを強調。村岡氏は「将来に大きな禍根を残す合併だが、豊かな森は増える。都市の在り方を考えるきっかけになれば」と持論を展開した。
山内氏は合併後のマチづくりで「住民参加のシステムをつくるために、自治基本条例の制定が必要」と提起。4町村議員全員が残留する「在任特例」については、椴法華村在住の川口氏が「(4町村の議員は)10人でいいと思ったが全員で行くのなら、報酬は同じにすべきだ。われわれが選んだ議員には誇りを持って議論してほしい」と、疑問を呈した。
提供 - 函館新聞社
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